News SAVE KAKOGAWA FES

2023年夏のSAVE KAKOGAWA FES(SKF)御礼 



たくさんのご協力に御礼もうしあげます。
2023年夏のSAVE KAKOGAWA FES(SKF)が終わりました。猛烈な暑さのなか、みなさん本当にありがとうございました。

ことしは1日増やした3デイズ営業、終了時間も1時間延長しました。昨年よりずっとゆったりとすごしていただけたんじゃないでしょうか。

加古川は今も台風の風雨がつづいています。出店者のみなさんにはとくに3日目の開催可否にかんして気をもませました。自然相手の屋外イベントとはいえ、わたしたち主催者をみなさんが真摯に支えてくれるのは本当に心強いかぎりでした。いつもご協力を心より感謝いたします

加古川市は大阪・神戸・姫路という大都市近郊のベッドタウンとして発展してきました。数十年のあいだに全国各地から移り住んできたかたがたくさんおられる。いや、じっさいには3世代前から加古川に住んでいる人より、移住者とその家族のほうが圧倒的に多い。そういう街です。
人口増による発展は社会のいろんな問題を覆いかくしてくれました。しかしそういう時代は終わり、加古川市でも北部は学校の統合など過疎化が進んでいます。

この時代になってようやく「加古川とは何か?」「なぜここに住むのか」「この街に住む幸せとはなにか」という問いが共有されるようになりました。こういう本質的な問いに人々が向き合うようになったことをわたしはたいへん喜ばしくおもいます。

SKFは「自然とたたかう」を標榜(ひょうぼう)する株式会社ムサシが、自然と人との接点をさぐる活動の一環として開催するイベントです。おりしも岡田市長が率いる加古川市も、川と街をつなぐ「かわまちづくり」を進めています。SKFは河川空間が象徴する加古川の魅力を、民間企業、自治体、ボランティア、出店者、そしてお客さんまでみんなでいっしょになって探る接点の場として育ってきました。
これからもSKFやムサシオープンデパート(MOD)朝市の社会変革のための手法は、できるだけたくさんの人たちが活躍できる場を提供することです。

かつて「なにもない街」などと揶揄(やゆ)されてきた加古川は人々に幸福を提供するポテンシャルが十二分にある。そのことを2年目のSKFでみなさん自身が証明してくれたのではないでしょうか。
では11月にはまた日岡山のSKFでお目にかかりましょう。それまでバイバイ!


岡本篤(株式会社ムサシ)

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